音響設計の仕事を通しての会館職員のご活躍とご苦労についての感想

日常の設計管理コンサルタント業務を通じて仕事の流れにそって日ごろ感じることを披露したいと思います。
(特に会館職員との関わりについて)

3. 建設時点

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建設時点では上記のコンサルタント以外に実際にホールでオペレートする舞台設備管理技術者が決まる例が最近多くなってきた.それでも建設工事完了間際が多い。建設工事の完了工期の時期に関係している。逆にいうと舞台設備管理会社を委託又は市職員が派遣されるのは新期始めなのである。

工期が期末であれば、ほとんどがそうであるが、舞台設備管理技術者は工事完了以前には決まらない例が多い。したがって、工事関係者と管理技術者が顔を会わせる機会が本来無いのであるが、そこは天下の官僚さん無い袖を最近振るい始めたのである。内定者という手法などである。これはある意味でボランティアのようなことになってしまうが、技術者サイドも早く現場の状況を知りたいこともあってなかなか好評のようである。しかし、これには竣工からオープンまでの準備期間が2~3ヶ月等と非常に短いことと無関係ではないようである。しばしば彼らと現場で顔を会わせる機会があるが、音響設計者というだけで、相手の顔が非常に緊張しているのを感じてしまうのである。でも話をしていく内に打ち溶け合える場合が多い,そして、協力し合って親密にやるぞ!という新鮮な気分になり、気持ちを引き締められるのである。

過去にこういう工事期間中に顔合わせができなかったころは、お互いにガードを張り合いギクシャクした関係をよく経験したが、最近はちょっとそこまできましたんで寄りました、などと言って伺えるホール,会館のなんと増えたことか、うれしい限りである。

そして、最近では中央の音響オペレーターのUターン組が増えたことによる地方会館の活発な分化活動の支援が活気を帯びてきていることである。この時期の項に入っているのは彼らの説得が功を奏して早い時期に参加を説得していることによる。さて、周辺会館の技術者にとってこれはまたとない情報収集の機会であり,さらにその人を中心とした集まりがあればこれは一石二鳥である。人脈拡大も同時にできるのでより一層のはばができる。実は私もこれに荷担している一人である。舞台の人、出演者、主催者、会館,内外の建築設計・工事・営繕担当,財政担当者に理解を得るための自身のポテンシャルを上げるには格好の集まりであり情報,知恵の源であると考えている。したがって私もいろんな人にあい、勉強会などの開催を呼びかけているのはこうした理由によるものである。

(浪花克治記)

Part4に続く。

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